使用素材(生地)のご案内
こちらのページでは、各社取扱いレインコート、雨衣に使用されている素材の解説をさせていただいております。
- 下記リストからお探しのものをクリックすると移動します。
- gore-tex (ゴアテックス)
- entrant (エントラントhb)
- entrant-dt (エントラントdt)
- hypalon (ハイパロン)
- micro feather m (マイクロフェザーm)
- rifrecsait (リフレクサイト)
ゴアテックスは PTFE(ポリテトラフロロエチレン)と呼ばれるフツ素樹脂を加工した、薄くて白いフィルム。
多孔質二重構造をした世界的な特許製品です。
外部からの「水」を遮断しながら、汗の「水蒸気」だけを通過させるハイレベルな機能を持っています。
だから風雨や寒さなどの悪条件の中でも、常にカラッと快適でいられるのです。
このゴアテックスフィルムにナイロンやポリエステルなどの生地をラミネート。
そうして出来上がった「ゴアテックスファブリクス」を、私たちはレインウェアづくりの長年の経験を活かし、最高の素材として選びました。
1時間に560mmもの豪雨にさらされる過酷なストームテストを実施。
ムレを防ぐ透湿力は抜群です。
水を通さず、蒸気だけを通す透湿性能。
ゴアテックスの最大の特徴は「完全防水なのにムレない」ことです。
一般に衣服内の水蒸気圧は衣服外より高いため、衣服を通して外気中に拡散されます。
ゴアテックスファブリクスは他の防水透湿素材に比べ、圧倒的な透湿性を発揮し、ムレないのです。
コーヒーは通さないのに蒸気を放出するゴアテックス
優れた防水性で水を通しません。
生地に水圧をかけていくと、ある時点で漏水します。
この水圧を耐水圧といい、防水性能の評価基準となります。
ゴアテックスファブリクスはこの苛酷な耐水圧テストにおいて、3kgf/cm2以上の高い耐水圧が実施されました。
どんな豪雨でも水の侵入をいっさいゆるしません。
優れた防水性で水を通しません。
風を遮る防風性
レインウェアに不可欠な防風性と保温性の高さもゴアテックスの優れた特徴のひとつです。
たとえ中が温かくても表地が空気を通してしまうと保温性能が低下します。
ゴアテックスファブリクスは防風性に優れ、外気の寒風、冷気を確実にシャットアウトします。
ゴアテックスの透湿性と防水性のしくみ
何度洗っても変わらない耐久性
洗濯機による100時間連続運転の厳しい洗濯耐久テストにも耐え、変わらない防水性を保ちます。
安心して何度でも洗える優れた洗濯耐久性能を持っています。
他の素材とは違いドライクリーニングも可能です。
また多孔質二重構造ですから、汗や体脂の汚染による防水性能の低下もありません。
縫い目も完全、ゴアシーム・シーリング
これまでは、縫い目からの漏水防止が課題でした。私たちは高い防水性を誇るゴアテックスの機能をさらに完璧にするため、縫い目にゴアシームテープ(防水テープ)を熱と圧力で溶融接着し、ウェア全体を防水構造にする、高度なゴアシーム・シーリングをほどこしました。
無孔質メンブレンをプラスしたハイブリット技術が高次元の機能性を実現
東レ"エントラントhb"は、独自のマイクロポーラス・コーティング技術に無孔質メンブレンの優れた特徴をハイブリット技術によりプラスして、高透湿性と高防水性を高次元でバランスさせた理想的な素材です。
過酷なアウトドアで遭遇する、あらゆるアクティブなシーンに対応する高い耐久撥水性、防水性、防風性、透湿性を発揮して優れた快適性を実現。
また、洗濯を繰り返しても機能を損なわない高性能な耐久性を持っている、画期的な防水・透湿素材です。
優れた耐水性・防水性を維持しながら、接触感とファッション性を向上。直接肌に触れる裏面に特殊表面処理を施すことで、しなやかで、さらりとしたドライな感触を実現しました。
裏面は滑りがよく(摩擦係数は徒来の約1/3)、摩擦による耐水圧劣化の心配もほとんどありません。
さらに徒来より軽量でコンパクト化、ファッション性も重視しました。
用途に応じた要求特性に対応するため、特に防水性に優れたPタイプと透湿性に優れた
Cタイプの2種類で展開しています。
激しい雨や雪に対しての高耐水性を証明するテスト。非常にハイレベルな数値を示しました。
- 優れた防水性と高透湿性
- 肌触りのよいドライタッチ
- 裏地を使わず、軽量化を実現
- ソフトでしなやかな風合い
- 高級感あるデザイン
- 収納が容易
"ハイパロン"はアメリカデュポン社が開発した合成ゴムです。
高耐水圧で耐候性にすぐれ、軽くてしなやかな素材です。
耐水圧は10000m/m以上、縫い目は専用シームテープで目止め処理し、完全防水仕様としています。
汚れた場合は、30度以下の温水による手洗いの後、日陰に干して下さい。
※ドライクリーニングは、シームテープの剥離を招きますので避けて下さい。
※はdupontの登録商標です。
透湿と防水のバランス素材
マイクロウェザーのテーマ「高機能とハイセンス」。その特性は、5つに分けられます。
快適さを守るため、優れた防風性と保温性、高透湿性、高耐水圧、超撥水性、アクティブ&ロープライスです。
これらは、アウトドアライフには欠かせないものです。
表地は、ナイロン100%(リップストップナイロン)、裏地は、ナイロン100%(トリコット三重構造)。
用と美を追求したマイクロウェザーMは、必ずあなたのアウトドアライフを満足させるものとなることでしょう。
ナイロン/pvc(塩ビ)引布
強度、透明度、柔軟性、耐久性にとても優れています。
また、雨衣でとても重要なシーリング(目張り)において、この素材に適う物はありません。
また、経年変化などによる素材の老化現象などはほとんどみられません。
コストパフォーマンスの面でも現在市場を独占している状態です。
しかし、最近騒がれている環境問題においては、摂氏300度前後で燃やすとダイオキシンが発生します。
ナイロン/ゴム引布
強度、柔軟度において優れています。
しかし、対光性が悪く、コーティング面の剥離やシーリングの剥がれがとてもおきやすい為、耐久性には欠けます。
国内でも生産メーカーが次々と撤退して行き、数社のみとなり、コスト面でも国内生産の為、かなり割高になります。
環境問題においては、とくに問題はないようです。
リフレクサイトは、耐久性のある塩化ビニール樹脂でできており、反射媒体としては1平方センチメートルあたり約7,400個のマイクロプリズムが使用されております。
リフレクサイトの反射光は、遠い距離でも短い距離でも非常にはっきり見え、特にドライバーが安全を確保できる30~180メートルでは最も視認性に優れています。
マイクロプリズムとは?
光を光源に返す再帰性システムは、ガラスビーズとマイクロプリズムの2種類があります。
ガラスビーズシステムとは、光をビーズの後部面に集めてから、再びビーズ内を通して入射方向に反射させる方法のことを言います。
マイクロプリズムとは、光がプリズムの3つの面を跳ね返り、入射方向に反射するシステムのことを言います。
マイクロプリズムの反射システムはガラスビーズより、トータルで3~4倍も光を反射します。
- 鮮やかな色彩と高輝度性
- 衝撃に強く、柔軟性に富む
- 雨の日も変わらない効果
- 昼も夜も変わらない反射光
- 反射性に加えて、光の透過性をもつ